100倍オッズの大穴!? クラブW杯2025優勝候補を徹底予想【識者&YouTuberの見解も】

「結局どこが勝つの?」――クラブワールドカップ2025をサクッと総ざらい!
欧州・南米・アジア、世界各国から32クラブが米国に集結し、クラブNo1の座を争います。
ブックメーカーの最新オッズ、有識者やYouTuberの優勝予想、さらには注目クラブ&選手まで、観戦前に知っておくと楽しめるポイントをまるっとお届けします!
1. クラブワールドカップとは?
クラブワールドカップ(FIFA Club World Cup)は、各大陸を代表するクラブチームが“世界一”の座を争う大会です。FIFAが主催し、過去は欧州王者と南米王者の一騎打ちや各大陸の王者同士の対決が中心でしたが、2025年からフォーマットが大幅に刷新されました。
新フォーマットでは、4年に1度、32クラブによる本格的な“ワールドカップ型”トーナメントに拡張。2025年大会は6月15日〜7月13日、アメリカで開催されます。
1-1. 大会の基本情報|開催地・日程・方式の刷新
2025年大会はアメリカで行われ、日程は現地時間6月15日から7月13日までとなりました。当初は西海岸開催案もありましたが、6月に同時開催されるCONCACAFゴールドカップと重複しないよう東海岸での開催に決定しました。
新フォーマットでは、FIFA理事会が2022年12月に決定した通り参加チーム数が32に拡大し、今後4年ごとに開催されます。
1-2. どんなチームが出る?注目の出場クラブ
出場クラブは2021~2024年の各国際大会優勝クラブやランキングに基づいて決定され、各大陸からそれぞれ王者が参加し、さらに開催国枠なども含めた計32チームが出揃いました。例えば、アジア王者として優勝候補に挙がるサウジ王者アル・ヒラルや、日本のJリーグ王者浦和レッズ(アジア・チャンピオンズリーグ優勝)が名を連ねています。
ヨーロッパ勢では2025年までのCL優勝クラブが中心で、レアル・マドリード、マンチェスター・シティ、バイエルン・ミュンヘン、パリ・サンジェルマン、インテル・ミラノ、チェルシー、ドルトムント、ポルト、ベンフィカ、ユベントス、アトレチコ・マドリード、ザルツブルクなど、多数のビッグクラブが顔を揃えています
南米からは近年著しい強さを見せるブラジル王者パルメイラスやフラメンゴ、フルミネンセ、さらにリーベルプレートやボカ・ジュニアーズといった伝統強豪が登場します。
その他、北中米からはMLS王者ロサンゼルスFCとパチューカ(メキシコ王者)、シアトル・サウンダーズ、開催国枠のインテル・マイアミ(ホスト)など、アフリカからはアル・アハリ、ワド、エスペランス、サンダウンズなどが参戦します。
◆UEFA(欧州)
・アトレティコ・マドリード(スペイン)
・バイエルン・ミュンヘン(ドイツ)
・ベンフィカ(ポルトガル)
・ドルトムント(ドイツ)
・チェルシー(イングランド)
・インテル(イタリア)
・ユヴェントス(イタリア)
・マンチェスター・シティ(イングランド)
・パリ・サンジェルマン(フランス)
・ポルト(ポルトガル)
・レアル・マドリード(スペイン)
・ザルツブルク(オーストリア)
◆CONMEBOL(南米)
・ボカ・ジュニアーズ(アルゼンチン)
・ボタフォゴ(ブラジル)
・フラメンゴ(ブラジル)
・フルミネンセ(ブラジル)
・パルメイラス(ブラジル)
・リーベル・プレート(アルゼンチン)
◆AFC(アジア)
・アル・アイン(UAE)
・アル・ヒラル(サウジアラビア)
・蔚山HD(韓国)
・浦和レッズ(日本)
◆CAF(アフリカ)
・アル・アハリ(エジプト)
・エスペランス・チュニス(チュニジア)
・マメロディ・サンダウンズ(南アフリカ)
・ウィダード・カサブランカ(モロッコ)
◆CONCACAF(北中米カリブ)
・ロサンゼルスFC(アメリカ)
・モンテレイ(メキシコ)
・パチューカ(メキシコ)
・シアトル・サウンダーズ(アメリカ)
◆オセアニア
・オークランド・シティ(ニュージーランド)
◆開催国枠(アメリカ)
・インテル・マイアミ(アメリカ)
2. 有識者たちの「優勝候補」予想まとめ
ここでは各メディアやOB、Youtuberなどさまざまな視点からの優勝候補予想をまとめています。
2-1. 各国メディアの優勝予想(OB・メディア引用)
各国サッカー界の専門家やOBも大会の優勝候補を予想しています。欧州メディアでは、パリ・サンジェルマン(PSG)の名前が高く評価されています。SI(スポーツイラストレイテッド)紙は「PSGは史上初のCL連覇を成し遂げ、レアル・マドリードを打ち倒した。今年最有力の候補だ」と報じています。
一方でCL王者になり損ねたレアル・マドリードは「世界制覇へ本気で挑む」と言われており、期待が寄せられています。ドイツやイタリアの評論家からもバイエルン、インテルなどが名前が挙がっており、特にクラブW杯に強いバイエルン、10年ぶり出場のインテルには注目が集まります。
南米ではアルゼンチンOBのティム・ヴィッカリー氏(ESPN)がボカ・ジュニアーズに辛口ながらも「今大会のダークホース」と評価しています。また、元日本代表FWの興梠慎三氏は取材で「浦和がこのトロフィーを掲げてくれたら最高」とコメントし、浦和レッズを“一択”で推しています。
2-2.日本国内の予想
◆Leo the Football
「欧州最強の攻撃ユニットを持つPSGが頭ひとつ抜けている」としつつ、南米王者の番狂わせにも言及。浦和レッズについては「勝ち抜きは難しいがリーベルを慌てさせる展開はあり得る」と語りました。優勝候補はパリ・サンジェルマン(PSG)とし「CL制覇の勢いと層の厚さがズバ抜けている。大会を通じて“攻撃の総合力”が他クラブより一歩上」と評しています。
◆林凌平
最注目は「パリ・サンジェルマン」いま一番強いチーム。チームとして仕上がっていながら個の強さもあり、ここ数年で一番強いチームかもしれない、とコメントしています。またマンチェスターシティも注目チームとしてあげています。「2025シーズンは調子があがりきらなかったものの、やはり完成度としては高く、的確な補強をしており、優勝候補に挙げられるチーム」として評しています。
3. 決勝トーナメント開始!!ブックメーカーの優勝オッズとは(2025年6月29日時点)
大会直前のブックメーカーの優勝オッズも参考になります。多くのサイトでは欧州王者クラスが上位に並んでおり、例えばBetwayではマンチェスター・シティ、レアル・マドリード、チェルシーなどが「最有力候補」と紹介されています。一方で、イタリア王者インテルにはWilliam Hillで14倍(14.00)のオッズが付けられており、このブックでは圧倒的評価を受けています。同じくWilliam Hillではアルゼンチン王者リーベル・プレートが50倍、浦和レッズが250倍、メキシコ王者モンテレイが300倍と評価されており、大手欧州クラブとの力差が如実に表れています。他社でも概ねレアルマドリード=マンチェスターシティ>PSG>バイエルン>チェルシー>インテルという順で短いオッズ(高評価)が並び、逆に優勝歴のない南米クラブやアジア勢はかなり長いオッズとなっています。
3-1. クラブワールドカップ開幕時点
・レアル・マドリード:4.5
・マンチェスター・シティ:5.0
・パリ・サンジェルマン:4.5
・バイエルン・ミュンヘン:7.0
・チェルシー:10.0
・インテル・ミラノ:14.0
・浦和レッズ:250.0
*bet365.com参照
3-2. 決勝トーナメント開催時点
・マンチェスター・シティ 3.75
・パリ・サンジェルマン 4.33
・レアル・マドリード 6.00
・バイエルン・ミュンヘン 8.00
・チェルシー 13.00
・インテル・ミラノ 17.00
・パルメイラス 26.00
・フラメンゴ 34.00
・ユベントス 34.00
・ボルシア・ドルトムント 34.00
・ボタフォゴ 41.00
・ベンフィカ 41.00
・フルミネンセ 67.00
・アル・ヒラル 81.00
・モンテレイ 151.00
・インテル・マイアミ 151.00
*bet365.com参照
大会前のオッズと、決勝トーナメント直前の数字を比べると勢力図がはっきりしてきました。マンチェスター・シティは5.0倍 → 3.75倍へ一気に縮小し、本命筆頭。パリ・サンジェルマンは4.5 → 4.33倍でほぼ横ばい。逆にレアル・マドリードは4.5 → 6.0倍に広がり、チーム状態の不安から評価を少し下げました。バイエルンは7.0 → 8.0倍で停滞し、チェルシー10→13倍とインテル14 → 17倍は黒星や失点で“穴狙い”枠へ後退しました。
ここからの戦いに注目が集まります!
4. スポカフェ編集部の注目クラブは?
スポカフェ編集部が特に注目するのは、優勝争いの本命に挙げられる欧州の強豪です。CL王者で攻撃陣豊富なパリ・サンジェルマンはもちろん、新監督シャビアロンソの下で戦力を補強したレアル・マドリードが大本命でしょう。
また、南米王者の底力にも注目でしょう。直近のクラブW杯では欧州クラブの実力が勝っていた印象です。新しいフォーマットとなって今大会で久しぶりの南米躍進にも期待できるでしょう。特にボタフォゴはチームとしてしっかり仕上がっており、初戦では欧州王者パリ・サンジェルマンを破っています。ここからの躍進にも期待できるでしょう。
5. 組み合わせ・展開予想|準決勝・決勝に進むのは?
5-1. グループステージで注目の組み合わせ
開幕前に行われた組み合わせ抽選で、特に注目されたのは欧州勢同士や伝統クラブ同士の対戦カードです。たとえばグループBにはCL王者PSGとラ・リーガ王者アトレティコ・マドリードが同組となり、いきなり激突します。この組にはチュニジア王者エスペランス、ブラジル王者ボタフォゴも入り、混戦必至です。
我らが浦和レッズはグループEに入り、アルゼンチン王者のリーベル・プレートやメキシコ王者CFモンテレイ、そして前CLファイナリストのインテル・ミラノと対戦します。特に浦和対リーベル、浦和対インテルの対戦は注目カードで、地元ファンの関心が高い組み合わせです。
そのほか、グループFにはブラジル王者フルミネンセとドルトムントが同組に、グループHではレアル・マドリードとサウジのアル・ヒラルという強豪対決が実現しています。これらグループステージの「死の組」は今後の順位争いを予想する上で重要な試合となりそうです。
5-2. 勝ち上がり方式とその注目ポイント
大会はまずグループステージ(総当たり)が行われ、各組上位2チームがラウンド16(決勝トーナメント)へ進出します。以降はノックアウト方式(1試合決着)で、勝ち残った8チームが準々決勝、さらに4チームが準決勝、そして決勝を戦い優勝を争います。下位同士の5~8位決定戦は行わず、敗者はその時点で敗退となります。
勝ち上がり順序はあらかじめ決められており、グループAの1位はグループBの2位、グループCの2位と対戦するなど、リーグ戦の組み合わせ次第で注目対決が見られます。公式には「グループA1位 vs グループB2位」などの組み合わせ表が公開されています(詳細は大会公式サイト参照)。注目ポイントとしては、厳しい組を突破したチーム同士が1回戦で激突する可能性や、各大陸予選では簡単に当たらない組み合わせが起こりうる点です。
5-3. 準決勝/決勝で激突しそうなカードは?
組み合わせや勝ち上がり予想に基づくと、準決勝・決勝での対戦カードもファンの関心事です。現在の見立てでは、欧州リーグを制したクラブ同士の対決が現実味を帯びています。例えば、PSGとレアルが決勝まで進出すれば、CL決勝の再来とも言える豪華なカードが実現する可能性があります。実際、ある分析記事でも「PSGとマドリーが対戦する可能性がある」と述べられています。
その他には、マンチェスター・シティやバイエルン・ミュンヘンが勝ち上がった場合、それぞれレアルやPSG、あるいは南米王者同士(フルミネンセvsボタフォゴ)と対戦するシナリオが考えられます。もちろん大会はトーナメント方式なので予想外のダークホース登場もありえますが、現状の戦力とオッズからは欧州最強クラブ同士の対決が最も目を引く組み合わせとして期待されています。
6. 注目選手ピックアップ|大会を左右するキーマンたち
6-1. ムバッペ(レアル)
いわずと知れたフランスの怪物。昨年レアルマドリードに意識すると、クリスティアーノ・ロナウドの移籍初年度得点記録を塗り替える大活躍。しかしクラブW杯開幕前、急性胃腸炎で入院するアクシデントが発生しましたが、その後チーム練習に復帰。ただしグループ最終戦(6/22予定)まで回復が微妙と報じられており、今大会でのゴール量産にはやや不安が残ります。在籍の話題性もあって、抜けた場合の代役候補にも注目が集まっています。
6-2. ウスマヌ・デンべレ(PSG)
2025年上半期で驚異の25ゴール/27試合を記録した爆発中のウィンガーです。私生活に問題があると言われていら選手でしたが、近年ではメンタル面での成長も著しいと言われています。今季は得点数でも飛び出し、CLでも名を轟かせる好調ぶり。大会中もPSGの攻撃の核として“スピード×決定力”で欧州勢に存在感を示しそうです。
6-3. フランコ・マスタントゥオーノ(リーベルプレート)
17歳の若き攻撃的MFで、2025年シーズンもリーベルの中盤で定位置を確保中。市場価値は約€30Mに達し、今夏にはレアル・マドリードへの移籍が内定済。試合での落ち着きあるプレーが注目され、南米の逸材として期待度大です。
6-4.ドゥエ(PSG)
PSGの20歳ウィンガー。CL決勝でMVP級の活躍を見せ、FIFAも今大会注目選手として取り上げています。Ligue 1若手年間最優秀選手を獲得するなど勢いは止まらず、スピードとドリブル突破力を武器に、大会の“ジャイアントキラー”として注目されています。
7.まとめ
2025年のクラブワールドカップは歴史的な規模の拡大大会であり、欧州王者を中心に南米・アジアの強豪が世界一の座を目指します。スポカフェ編集部では、優勝候補としてPSGやレアル、マン・シティといった欧州強豪を挙げつつ、地元代表の浦和レッズやアル・ヒラルなどダークホースにも注目しています。ブックメーカーのオッズも欧州勢優勢を示しており、大会は「強豪同士の真剣勝負」が予想されます。日本ではDAZNで全試合無料配信されるため、興奮の名勝負を隙なくチェック可能です。
今回の記事で取り上げた予想や注目チーム・選手を参考に、ライト層からコアなファンまで幅広くクラブW杯を楽しんでください。
FAQ
Q1: クラブワールドカップ2025の開催時期・場所は?
2025年6月15日から7月13日にかけて、アメリカ(米国)各地で開催されます。これまでの年末開催から大きく移動し、4年に1度の夏季大会となりました。
Q2: 参加クラブはどんなチーム?
各大陸のクラブ王者(チャンピオン)が出場します。たとえば南米王者のパルメイラス(ブラジル)、リーベルプレート(アルゼンチン)、欧州からはレアル・マドリード、マンチェスター・シティ、パリ・サンジェルマン、バイエルンなどの強豪が参戦します。
Q3: 新しい大会方式について教えて。
2025年から参加チームが32に拡大され、8組に分かれてグループリーグを行います。各組上位2チームが決勝トーナメント(ラウンド16)進出。以降は一発勝負で、準々決勝、準決勝、決勝へと進んでいきます。3位決定戦は行われません。
Q4: 日本での視聴方法は?
DAZNが全63試合を独占・無料配信します。PC・スマホ・テレビでライブ視聴や見逃し配信が可能で、日本語解説も付きます。試合日程は現地早朝キックオフが多くなりますが、録画や見逃し機能で好きなときに視聴できます。
Q5: 優勝候補はどのチーム?
欧州王者クラスが有力で、PSG、レアル・マドリード、マンチェスター・シティ、バイエルン・ミュンヘン、などが名前を挙げられています。また、南米代表ではブラジル王者(フラメンゴ/パルメイラス)やリーベル・プレート、アジア王者のアル・ヒラルも侮れません。オッズや専門家予想でも欧州勢が優勢とされています。